注文住宅では、依頼する施工会社ごとに「強み」が異なります。
構造体でいえば、木造住宅を得意とするところもあれば、鉄骨住宅を得意とするところもあります。
木造住宅は工期が短く材料費も安くなるというメリットがありますが、強度でいえば鉄骨住宅のほうが優れており壁が少なく間取りの自由度が広がります。
さらに、建物の機能について注目すると、独自の制振技術・耐震技術をもっている施工会社も多いので安全に暮らせる注文住宅を建てられるかどうかを確認するときには、よく調べて比較検討したほうが良いです。
機能で言えば高気密・高断熱のいわゆるZEH（ゼロエネルギー住宅）を得意とする施工会社、シックハウス対策に力を入れている施工会社などがあります。
それらの機能は、入居後に快適な暮らしを手に入れられるかどうかを左右します。
施工会社を選ぶときには、よく気をつけなければいけないポイントです。
あとは、デザイン性だと高級感にあふれるデザインを多く手掛けるところもあれば、シンプルでモダンなデザイン、自然のぬくもりを感じられるデザインなどもあります。
各社のデザインの傾向を、過去の施工実績を調べることで理解して最も共感できるデザインをつくる施工会社を探すと良いでしょう。
価格面で言えば、安いコストで注文住宅を建てられる施工会社がおり、その理由にはいろいろと違いがあるのでその点を調べておきましょう。
材料費を削り質の悪い仕事をしているのであれば、家が倒壊したり傾くリスクが生じます。
そうではなく、広告を出さないことで価格を下げているとか、大手だからすべての注文住宅の規格を統一して材料の調達や加工のコストを下げているといった努力があるならば安心です。
購入費用をできるだけ抑えたいならば、この点をよく調べておきましょう。
最後はアフターサービスや保証についてです。
購入後に何十年も暮らすのであれば、安心して暮らせる事が重要です。
その際に、不具合が見つかったり災害で壊れたりしたときに、すぐにかけつけてくれる体制が整っているのか、定期的なメンテナンスがあるのかということで各社のやり方がことなります。
アフターサービスを重視している施工会社ならば、24時間いつでも問い合わせができるコールセンターを設置していたり、長期の保証をつけて販売しています。
頼れる施工会社かどうかを確認する意味で、アフターサービスや保証が充実しているところを選んだほうが良いです。
このように各社の「強み」を知ることは、快適で安全な暮らしを手に入れるためには必要なことであり、購入費用の軽減もできて良いことばかりです。
大きな買い物なので、施工会社選びには手を抜かずにしっかりと調べましょう。